先輩からいただくことのできた転職の紹介

私がファッションデザイナーになりたいと思ったのは、自分の作った洋服で人を美しくしたいと思ったからでした。そのため私は、服飾デザインの専門学校に進学をして、そこで洋服の企画、デザイン、製法まで、全てのことを勉強してきました。そうして私は、夢であったファッションデザイナーの職に就くことができたのです。この仕事に就いてから、様々な洋服を手がけ、モデルさんに着用してもらい、ファッションショーへの出場もしていきました。しかしあるとき、この自分の仕事に満足できないと思ってしまう出来事があったのです。その出来事によって、自分がどれだけ良い洋服を手がけても、そのモデルさんの気持ちがなければ意味がないと気がついてしまいました。それは、あるファッションショーの1コマに、ウェディングをテーマにした洋服を着てもらうことになったときのことでした。

私の作った洋服は、和装のウェディングドレスをイメージし、着物の生地を使ってドレス風に仕上げたものでした。そこで私は、このドレスを着ていただくモデルさんに、グロスを赤い口紅に変えてほしいと頼んだのです。それは、和装のイメージをより引き立てたかったからでした。しかしそのモデルさんは、洋服を魅せる仕事でありながら、口紅は引きたくないと断ったのです。モデルという仕事は、もちろん自分自身が綺麗でいることも大切ですが、何より着ている洋服の魅力を最大限に引き出さなければならないと思います。そんな自分の仕事を放棄しているこのモデルさんを見た私は、自分がファッションデザイナーで素敵な洋服を作っていても、それだけでは完璧ではないと気がついたのでした。

そこで私が望んだのは、自らがモデルとなり自分の洋服を表現するということだったのです。つまり、ファッションデザイナーからモデルへの転職を試みたのでした。モデルになるといっても、そう簡単にスカウトを受けられるものではありません。しかし私は、同じ仕事の先輩からモデルへの転職の紹介をしていただくことができたのです。それは、この業界で働いていたからこそ受けられた紹介で、本当に恵まれていたと思います。そうして私は、自らがモデルとなり、自分の作り上げた洋服を着て、ファッションショーに出場するようになりました。自分の伝えたい思いをそのままに表現できている今、この仕事に満足して働くことができています。これからも洋服の魅力を伝えていきたいです。

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